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作成日:2024/10/25
労働時間の適正把握について〜厚生労働省の新パンフレットより〜



 

厚生労働省は、労働時間の適正な把握に関する新しいパンフレットを発表し、「丸め処理」が労働基準法違反であることを明確にしました。このパンフレットでは、労働時間の端数処理について具体的な指針が示されており、特に労働時間を一律に切り捨てる行為が法違反に当たるとしています。

「丸め処理」とは、労働時間を一定の単位で切り捨てるなど、実際の労働時間を正確に反映しない処理方法です。このような処理は、割増賃金の未払いといった問題を引き起こし、労働者の権利を侵害する可能性があります。


労働時間の適正な把握は、労働者の権利保護と適正な労働環境の確保に不可欠です。企業は、法令を遵守し、労働時間を正確に把握する必要があります。

「丸め処理」を実施している事業所は少なくないことが問題視されていますので、このパンフレットの発表を機に、労働時間管理の見直しを検討し、法令に則った運用をご検討ください。

 

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