作成日:2019/04/20
どちらも大事な仕事
私が所属している社会保険労務士会では様々なテーマで勉強会が開催されます。
通常、勉強会は平日開催なのですが、『平日だと参加できない!』という先生方のリクエストに応えて、今日は土曜日開催の勉強会でした。
今回の講師は福岡で活躍する弁護士で、残業代の裁判実務から見る傾向と対策についての講義でした。
弁護士ならではのお話がたくさんあり勉強をさせていただきましたが、一方で弁護士サイドは社労士でなければ対応できない業務がたくさんあるという実感があるそうで、『今は登壇してお話をしているが、実は社労士の皆様からご教授頂く機会が欲しいと思っています』と何度も言われていました。
弊所ホームページのトップ画でも掲示しているように
■社会保険労務士:労使の紛争予防の対策を企業経営者と共に講じる
■弁護士:労使の紛争後の解決を図る
同じ『労働法』を扱う者同士ですが、このような棲み分けがあると私は考えています。
『紛争の予防』も『紛争の解決』も、どちらが優位というわけではなく、どちらも企業繁栄のためには避けてはいけない大切な仕事です。
私たちは社労士にしかできない仕事をしている事に改めて誇りを持ち、また、他士業がされている仕事に敬意を持ち、顧客の最大幸福のために奮闘せねばと再確認することになった勉強会でした。