リファラル採用という言葉をご存知でしょうか。
「リファラル(referral)」とは【紹介・推薦】という意味で、リファラル採用は人材募集を行うために、社員から友人知人の紹介・推薦を受ける方法です。
従来の採用方法では「求人媒体の利用」や「人材派遣会社を通した人材紹介による募集」など、採用活動は大きな費用が必要でしたが、リファラル採用は社員の人脈を活用するため、コストを抑える利点があります。
また、せっかく採用に至っても適正の不一致、入社前とのギャップ等から早期離職となり、なかなか人材が定着しないというケースも少なくない現状から、信頼できる社員によって人材を集めることができる点も注目されているポイントです。
先日、リクルートキャリアがリファラル採用に関する調査を実施し、現在、正社員または契約社員として働いていて、知人の会社に誘われた経験がある650人からの回答をまとめ、公表しました。
■リクルートキャリア「リファラル採用で声をかけられた人の実態調査」
この中の「知人から誘われた際にどう行動しましたか」という設問への回答は以下のようになっています。
選考を受けた 54.8%
入社を決めた 26.5%
辞退した 19.4%
不合格だった 8.9%
話だけ聞いた 33.1%
その他 6.8%
話も聞かなかった 5.4%
知人に誘われた人のうち54.8%が選考を受けたとの回答をしています。そのうち、70.2%は「以前から興味を持っている会社・事業だった訳ではない」と答えています。
この「リファラル採用」は一昔前の古い採用方法と感じる方もいらっしゃると思いますが、採用の原点に立ち返って、人と人とのつながりに着目した採用を検討してみてはいかがでしょうか。
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ちなみに、私もかつてリファラル採用の提案を受けたことがある一人です。
実体験があることもあり、今後この採用方法は広がりを見せるのではないかと考えています。
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